11月 22日 2025年 射手座シーズンの星読み
こんにちは!星読み師のYūcaです☆
HEMPS JOURNALで、毎月の星読みを担当させて頂きます。
太陽の動きから、その星座のシーズン特徴をお届け致します。
宇宙に浮かぶ星々は、太古の時代から私たち人間にメッセージをもたらせてくれる存在でした。
現代においても、社会の変化や私たちの暮らしにも、星の運行は大きなヒントとなります。
地球や私たちも自然界の一部…星の流れを味方に付けて、満天に輝く人生を!
太陽が射手座へ入りました

11月22日に太陽が射手座座に入りました。
射手座の皆さま、お誕生日シーズンおめでとうございます!
太陽は11月22日~12月21日まで射手座に滞在します。
これからの射手座シーズンの星読みをお届けします。
射手座はどんな星座?

射手座のキーワード:自由と理想、旅と哲学、人間と大自然、広い視野と高い視座、寛容で楽観的、どんぶり勘定で大局を掴む
射手座のキャラクター:旅の行先を尋ねても『ここではないどこか』へと、キラキラな眼差しで答えてくる人たち。立ち入り禁止エリア程ワクワクしてしまう、野生の勘とサバイバル精神の持ち主で、合言葉は『旅は道連れ』。基本はノリと勢いで生きているため、帰りの事は帰りになってから考える。
人の挑戦を心から応援し『必ずうまくいくよ!』と射手座に背中を押されると、なぜか本当にそんな気持ちになってくる、不思議パワー。
普段は陽気で大らかだが、可能性を否定されたり、束縛的な管理をされそうになると、火の星座の怒りが発動。自由を守るために戦う戦士となる。
興味のない話は全く聞いていない癖に、興味のある分野では上から目線のうんちくが多いのがたまにキズ。
守護星:木星
木星のキーワード:生きることの美しさ、人間的な叡知と知性、文化と精神、希望と発展、善なる心と豊かさ
紅葉の余韻と空の彼方に芽生える射手座の灯

秋が深まり、日の出の時間はすっかりと短くなりました。
木々は鮮やかな赤や黄色に色づき、私たちの目を楽しませてくれますね。その味わい深い自然の美しさは一刻一刻と変化を遂げ、色鮮やかな木々の葉も、間もなくすれば冬の足音と共に、惜しげもなく散っていってしまいます。
この時期は、たくさん空を眺める時間を作ってみてください。
射手座シーズンの空はとても広く高く、クリアに冴え渡ります。まるで次の行先へと誘われるかのように、まだ見ぬ未来への希望が私たちの内側で、小さな灯となって芽生える事でしょう。
季節は秋から冬へとバトンタッチしていきます。
私たち人間は、春に向けて畑に種を撒き、自然界の動物達は冬支度をはじめ、冬眠の準備に入ります。
自然の流れゆく変化と共に、私たちの意識も自らの内側へと旅を深めてゆきます。
第三の目がお守り - 射手座が歩む内なる旅路 -

射手座は旅する星座と呼ばれていますが、その旅は風変りなもので、一般的な旅行と呼ばれるものとは一線を画しています。
新しくオープンした商業施設、映えスポットがある観光地、今トレンドのご当地グルメ…射手座はそのようなトレンド、流行りのスポットには目も向けません。
それというのも射手座は、一つ前の星座である蠍座に宿った“神秘性と精神性”を、自らの灯として、ひっそりと受け継いでいるからなのです。
蠍座の教えは、“本質を見出す第三の目”の存在。そのマインドをお守りとして胸に忍ばせ、内なる情熱と共に射手座は旅に出るのです。
動物的な野生と人間的な理性 - 掴みどころのない射手座の二面性

皆さんは、射手座というと、どのような印象をお持ちでしょうか?
自由人、気分屋、情熱的、博学、哲学者、冒険家、大胆不敵、大雑把…射手座を著す言葉は多岐にわたり、十二星座で最も掴みどころがない印象を持つ方も多いのではないかと思います。
勢いやその場の盛り上がりで、周囲を焚きつけて突き進む事もあれば、仲間から離れてスナフキンの様に、ひとり静かな場所で本を読む事を好んだり…周りからすれば、理解不能な星座である事は間違いありません。
射手座のモデルとなったのは、古代ギリシャ神話に登場する『ケンタウロス族』彼らは弓矢を使って狩りをし、上半身が人で、下半身が馬という独特な姿をしています。この姿形は、射手座を物語る上で最も重要なエッセンスです。
射手座は本能的な野生の直感と、人間的な知性や知恵といった、二律背反する性質を宿しています。
そして、手に持った弓矢の先には、必ず火が灯されています。この弓矢は射手座にとって、“未来に目を向ける可能性”であり、灯された火は射手座の命同然の“希望と情熱”そのものなのです。
この灯が消えてしまっている時、射手座はわかりやすい程に元気がありません。灯はしばらくすれば必ず戻ってきますので、どうかそっとしておいてあげてくださいね。
11月28日 土星が4ヶ月ぶりに巡行へ - 魚座土星がもたらす感謝の心と誠実さ -

7月13日に牡羊座で逆行を開始した土星は、9月1日に逆行の状態で魚座へと戻り、約四ヶ月間の逆行経て、遂に11月28日に巡行へ。
26年の2月半ばには、本格的に牡羊座入りを果たしますから、最後の土星魚座期ラストスパートは残り三ヶ月程となります。
土星が魚座に戻った秋口あたりから、体調不良に見舞われたり、怪我をしてしまったりと、何かスムーズに事が運ばないような方が多かったかと思います。
このように、一見は私たちにとって喜ばしくはない現象をもたらす土星ですが、実はとても有難い存在なのです。
私たちは、身体の声を無視してしまいやすい生きものです。それでありながらも、心配や不安になるのが得意ですから、頭でばかり考えて、無理に身体を働かせ過ぎてしまいます。
身体の動きを止める事で、やっと氣がつくのが心の声です。土星は常に誠実であろうとする星です。私たちが、魂の器である肉体への誠実さを見失ってしまったり、当たり前だと傲慢になり、感謝の心から遠ざかってしまった時に、自分と誠実に向き合うための現実的な課題を提示してきます。
浮彫りとなった人間社会の課題 - 自然界・野生動物との共生 -

土星は私たちを人間的な成長と成熟に向かわせるために、『愛のムチと諭し』を与える長老や仙人のような星なのです。
長老である土星ですから、当然人間社会に口を出してきます。それは、人間が向き合うべき社会的な課題を浮き彫りにします。
今回の魚座での逆行中は、人間と自然環境・野生動物との共生が課題として浮彫りとなりました。
これまで私たち人間は、自然をコントロールする事ばかりを考えてきてしまいました。グレートマザーである地球への感謝を忘れ、自然は人間の意のままに管理できると盲信し過ぎてしまいました。
保護という大義名分の基、エゴイスティックで人工的な秩序を自然界へと持ち込み過ぎてしまったように思います。
次に土星が魚座に巡ってくるのは約30年後となります。
人間らしい誠実さとは何でしょうか?
肉体が魂の器であるならば、地球は人間と自然が共存するための器であり、私たちの肉体そのものだと思うので。地球の痛みは、私たち人間にとっても痛みとなります。
人間の社会的な課題は、『自然との境界線と保護』。人間界と自然界の境界線をしっかりと定め、自然界の秩序を取り戻し保護をすることである。そのような自然万物への慈悲の心は、人間的な誠実さと霊的な精神力から生まれるのです。
12月5日 双子座の満月 - 思考の霧が晴れ、魂の声が前に出てくる -

2025年は情報やニュースが散乱し、それらのコンテンツも爆発的に数を増やしました。
私たちの日々の暮らし、電車の車内や街に溢れるメディア広告などを含めると、現代人が1日に受け取る情報量は、なんと江戸時代の1年分に相当するとも言われています。
情報過多は神経的なストレスとなります。そのストレスを処理するために、私たちの意識には常に思考が入り込みます。それにより、意識(マインド)と魂の間に大きなズレが生じてしまうのです。
双子座は風の星座ですから、いまの自分に必要な情報だけを残し、余計なノイズを手放すよう即します。この満月では『脳の余白を作り、意識(マインド)の風通しを良くしましょう』と言っています。
風通しを良くする事で、繰り返し目に入る言葉、心の中に響いてくる声、偶然のようなシンクロニシティとの出会いをキャッチしやすくなってゆくはずです。
社交辞令やうわべでの言葉は、繋がりから遠ざかるものです。
シンプルでも構いませんから、アナタの体温が乗った生きた言葉を大切にしてください。
12月20日 射手座の新月 -25年の冬至直前 私は導びを受け入れる -

25年の冬至直前に起こる新月です。
この新月はただの始まりではなく、あなたの魂が新たな物語を経験する章に入ってゆきます。
これまでの自分のコンプレックスや苦手意識など、過去の自己イメージの囚われが解かれ、外側の情報ではなく、内側での真実をキャッチする直感が冴え渡ります。
この両親、この見た目、姿形で生まれてきた意味、過去世のヴィジョンや魂の根底にある目的に氣がついてゆく人も多いかと思います。
魂が望む方向に自然と運ばれるような追い風が吹きますが、”やりたいのに理由なく怖い”というテーマが浮かんできます。それがまさに2026年に向けて、突破すべき壁なのです。
この新月は、2026年以降の大きな流れの入口となります。
方向性の選択肢をむやみに広げるのではなく、方向を眺める視座を一段高くしてみてほしいのです。自分の教養を高める場所へ出向き、頭ではなく肉体で感じる神聖な空気を感じ、その精神性を味わってみてください。
ご自身の向かいたい未来の可能性をヴィジョン化するワークショップへ参加するのもオススメです。
射手座シーズンのキーポイント
射手座シーズンは、身体を外へ向かわせる事で意識は内側の旅へ向かいます。
更には、意識を内側へ向かわせる事で、身体は新たな経験をするために外へと出かけたくなるような、対局的なエネルギーが天界の星々から流れこみます。
思いもよらぬインスピレーションを得たり、シンクロニシティの波が連続的に起こってくるでしょう。それは、魂が望む方向に導かれているサインです。どのような導きのサインを発見するのか、ワクワク感を楽しんでくださいね。
余計な情報やノイズから意識を外し距離を取る
脳に余白をつくり意識(マインド)の風通しを良くする
迷ってもOK!動きながら考える事で追い風が吹く
教養を高める学びの経験と未来の可能性をヴィジョン化するワークに参加する
リラックスしながら集中できるジュニパーの精油がオススメです

HEMPSのオススメレシピ
射手座シーズンは、外の世界は冬に向けてギュッと縮まっていく一方、心の火は未来に向けてふっと灯りはじめるタイミング。
身体は冬モードで冷えやすい時期だからこそ、もちきびのとろみとヘンプミルクの温かさが射手座のシーズンの“内なる火”をやさしくサポートしてくれます。
心は広がる射手座、身体は温めて守りたい冬。
その両方に寄り添う一杯です。

蠍座シーズン一ヶ月が、皆さまにとって充実した時間となりますように!
Profile
星読み師 Yūca – 星を読み人間の在り方を地球で考える人 –
10代~30代をアパレル業界のデザイナーとして過ごす。
自身の病気をきっかけに『自分を知りたい』という思いにかられ心理占星術の学びを始める。
クライアントさんの心理的背景を大切にし、対話を交えた星読み鑑定をオンラインで行っている。
『自分らしく生きたい』全ての方に向けて、日々SNSでメッセージを発信中☆
Instagram : @yuca_ruca