お香作りや麻紙作りを体験!『JAPAN HEMPS FIELD TRIP』で伝統的な麻・ヘンプについて理解を深める

こんにちは!HEMPSでライティングを担当している木川です。
麻の最盛期である7月1日に、日本の麻栽培の中心地である栃木県鹿沼市で合同イベント『JAPAN HEMPS FIELD TRIP』を開催しました。

【当日のプログラム内容】
●麻農家 大森さんによる講義と麻炭のお香作り
●ランチタイム メニュー:麻炭カレー(飲み物・デザート付き) 
●麻紙作り
●周辺散策やヘンプクリート見学

400年以上続く麻農家さんの活動を垣間見られる特別なイベントとあって、30名様限定のチケットはあっという間に完売に!栃木県在住の方々はもちろん、東京都、長野県など、各地から集まり、麻・ヘンプについて知りたいという想いを持った参加者によって、会場となった麻畑の隣にある公民館は熱気に包まれました。

『JAPAN HEMPS FIELD TRIP』の始まりは、麻農家の大森さんによる講義から。

どのように麻が栽培されているのか、栃木県で栽培されている麻の特徴、日本文化との関わりなど、この会でしか聞くことができない内容。さらに、麻農家の大森さんから直接お話が伺える貴重な機会と会って、参加者は静かに耳を傾けていました。

私自身もはじめて知ることがたくさん!麻は栽培しやすい植物という印象があったのですが、だからこそ、3月に行う地作りが大切。さらに、足並みを揃えて発芽して育てていかなくてはいけないという話は、とても興味深かったです。

大森さんからの貴重な講義の後は、ひとつ目のワークショップ『麻炭のお香作り体験』。

麻炭、パラサントなどでできたベースとなる材料を受け取り、すべての材料が混ぜ合わさるようにコネコネ。

そこから、適度なお香サイズにしていきます。今回の材料では、約20個作ることができるとのことでした。

『麻炭のお香作り』は、粘度遊びをしているような感覚でした。大人たちも童心に戻って、思い思いのお香を作っていると、気がついたら手のひらは麻炭で真っ黒に。でも、「楽しかった~」という充実感と麻炭という天然の素材に触れたことで自然と笑顔になっていました。

“ヒデトレ”という独自のトレーニング理論でおなじみの、片柳秀信さんもにっこり♪

手作りしたお香はそのまま持ち帰り、乾燥させたらお香として楽しめます。

『麻炭のお香作り体験』の後は、楽しみにしていたランチタイム!

麻炭たっぷりのスパイスカレーです。ちなみに、麻炭はデトックス力に優れている食品なので、健康作りをサポートしてくれます。

デザートは、麻炭とバニラのジェラート。バニラの濃厚さはありつつも後味がすっきりとしていて、カレーのスパイスで巡りが良くなった身体を適度にクールダウンしてくれました。

午後は、『麻紙作り体験』からスタートです。

麻農家の大森さんからやり方を教えてもらいながら、専用の道具を使って紙すきを行いました。ムラなく、透けることなく作ろうと思うと難しかったのですが、ムラができても、厚みに違いがあっても、手作りならでのご愛嬌ということで(笑)。

この後、しっかり乾燥させると麻紙の完成です。季節によって乾燥時間に違いはあるそうですが、この時期は約2週間でできあがるとのこと。もう少ししたら完成品が手元に届く予定なので、今からワクワクしています。

そして、『麻紙作り体験』の前後は、周辺をお散歩したり、ヘンプクリートと呼ばれる、麻の破片と石灰を混ぜてできた建築材料を用いた建物を見学したり、その中でショッピングが楽しめました。

ヘンプクリートの中、『Gohemp』のアイテムが並んでいるという……なんとも贅沢な空間です。

麻・ヘンプについて多角的に触れる機会となった『JAPAN HEMPS FIELD TRIP』。参加者のポジティブなエネルギーと笑顔に満ちた1日となりました。

イベント動画はこちらから>>>https://youtu.be/7k59Wnh-7Sw