8月 4日 量り売りやリユースを取り入れ”食とコミュニティ”をつなぐ〜岡山県にあるコタン自然食へ〜
皆さんこんにちは、HEMPSブランドディレクターの那奈です。先日、はじめて岡山県を訪れました。岡山駅から徒歩5分にある自然食品店の《自然食コタン》は自然食品を取り扱いはじめて18年になるお店。新たにHEMPSをお取り扱いしてくださることになり訪問したのですが、地域密着型のショッピング体験が、人々の心をつなぎ、暮らしに彩りを加えていることを、皆さんにも知っていただきたいと思い、この投稿を書くことにしました。
岡山大学の前にある店舗では量り売りも行なっていて、量り売りのお店は都会や海外でも少しずつ普及されていますが、コタン岡大前店では粉類、調味料、洗剤、柿渋、トイレットペーパーまでもが量り売りで販売されていました。
量り売りは必要な分だけ購入できるため、無駄が減り家計にも優しいエコロジーと経済性を兼ね備えた魅力的なショッピングのスタイル。容器を持参すればプラスチックの使用も削減でき、環境にも配慮しています。また、自分の好きな量だけスパイスや調味料などを選ぶことができるので、新しい食材を楽しむきっかけにもなります。
ゼロウェイストの取り組みやエコロジー意識の高まりに伴い、日本国内でも増えている傾向にありますが、コタンさんに置いてある食材はオーガニックや加工方法にこだわりのある食材、調味料が多いのでとても魅力的でした。
買い物袋もリユース型へ
量り売りは梱包のための袋のプラスチックレス・食材を余らせてしまうフードロスなどに繋がる点ですごく賛同できる取り組みですが、コタンさんでは容器やレジ袋もリユース型!
レジ横に紙袋が置いてありエコバックなど忘れた時はその紙袋を自由に使えるという無駄にしていかない考え方、なかなか実践しているお店は少ないのではないでしょうか。
オーガニックにとらわれない自由な発信「紙コタン」
そして、もうひとつ独自のスタイルがあり、コタンさんではコタンに集まる生産者や、クリエーター、地元の小中学生までが表現者として発行している紙媒体の「紙コタン」を刊行しています。
18年、岡山の地で自然食やオーガニックなどを提供しているなかで、様々な人との出会いを表している「紙コタン」。代表の近藤さんが自分で企画し作っているようで、地域の人々がつながり、互いに助け合う温かいコミュニティの一端を担っています。
こうした刊行物の制作をはじめ、梅干しなどの加工所も岡山市内にありスタッフは全部で20名、みんな女性!
私が訪れたときも、女性の皆さんが和気藹々と仕事をされており地域に根づきながら、互いに助け合う温かいコミュニティの一端を担っている雰囲気が魅力的でした。
食品を取り扱う店はスーパー、コンビニ、自然食品店など日本中にありますが、ちょっとしたお買い物が、地球にも人々にもやさしい未来への一歩に繋がることや、地域に根付くコミニュティーの広がりの輪など、食を通じて広がる未来の可能性を感じさせてくれる《自然食コタン》、こうしたお店がもっと増えていく未来があると日本の食卓もさらに明るくなりそうだなと感じました。
自然食コタン