5月 20日 国内で数少ない麻農家である大森さんを講師にお迎えして麻殻のひんめり作りワークショップを開催しました。
皆さんこんにちは!HEMPSブランドディレクターの那奈です。
ひんめりってご存知ですか?
北欧フィンランドの伝統的なモビールで、 麦藁のナチュラルな素材感と幾何学模様のシャープさが独特なバランスで、日本でも近年おしゃれなインテリアアイテムとしてじわじわと人気が高まってきています。 麦藁でつくったり、ストローでつくったりできるのですが、なんと、ヘンプ(麻)の茎からもつくれるのです!
麻殻発酵した麻茎の皮を剥いだ麻茎の芯を麻殻(おがら)と言いまして、ご先祖様をお迎えするお盆の迎え火、送り火としてのご使用はもちろんのこと、クラフトの材料としても活用できます。
HEMPSではヘンプの多様性を体験できたらという想いから、いろいろなワークショップも企画している中で今回ははじめて「麻殻で作るひんめり作り」のワークショップを開催しました。
講師は株式会社ジャパン・ヘンプ・クリエーション代表大森 芳紀さん
栃木県鹿沼市(旧粟野町)で400年の歴史を持つ麻農家である大森さん。希少な国産麻である野州麻を種から生育し精麻、注連縄、麻紙、麻炭に加工し販売していらっしゃいます。
HEMPSの麻炭100%パウダーの原料の生産者さんでもあります。
麻殻は真ん中が空いていて、そこに紐を通して組み合わせていきます。天然素材は触っているだけで気持ちがいいのが特徴です♪今回は麻殻を使って麻模様を幾何学模様の組み合わせで作っていくので少し難しいですが、皆さんどんどん容量を覚えて作っていきました。
マルゴデリエビスのオーナー橋本さんと、佐々木依里さんのお二人。昔から図工が得意だったようで、参加者の中でもとびきり速く仕上げてましたw
大森さんから、国内で栽培する麻について、精麻の製造についてなどもお話いただきました。
現在は、規則で実際の麻畑の画像などは、ウェブサイトなどではアップNGなので、貴重な写真の数々に興味津々。繊維としての育て方など私自身もまだまだ知らないことばかり。直接お話を聞けるありがたい機会でした。
出来上がった麻殻ひんめりがこちら!
とっても素敵で大満足
遠方から足を運んでくださった方、麻について詳しく知りたいという方、もっと麻をひろめていきたいという方、北欧のインテリアにご興味がある方など様々な想いで参加されていました。
大森さんの優しい雰囲気からなのか、アットホームなわきあいあいとした雰囲気で作ることができました!
はじめは、どうやって作るのかな?と心配もあり、途中難しい場面もあり、ちょっと違う形になってしまう場面もあり笑
紐でくくるときの強さ調整が大変でしたが最後は皆様素敵なひんめりができましたね!
参加したスタッフはエアープランツで組み合わせたり。
無数の微細な穴が空いている麻殻はとても多孔質!高い調湿性があるので、そのままお気に入りの花瓶や陶器に飾るだけでお部屋の余分な湿気を吸収したり、乾燥状態になると取り込んだ水分を放出する作用があるようで、触って心地よく、みて癒される、ヘンプの新しい楽しみ方を学びました。
ご参加いただきました皆さまありがとうございます した!