
8月 22日 湿度が高くても快適に!改めて考えるヘンプのサステナビリティ
こんにちは、HEMPSでライティングを担当している木川です。
毎日暑くて、本当に溶けているような感覚になっています。気温の高さもさることながら、個人的にはまとわりついてくる湿度に体力と気力を奪われています。こんなにも暑いと薄着になりがちですが、実は、通気性、蒸れにくい素材の衣類を着ているほうが快適だということに気がつきました。ヘンプ繊維の衣類もそのひとつ。
ヘンプの繊維は、中が空洞構造になっていることから水分をすぐ吸収し、素早く放出するため蒸れにくいとされています。だから、インナーや寝具類に取り入れると快適性がアップ!天然素材のだからこその強み。
さらに、製造工程においては、環境貢献度も高いです。
●コットンよりも水の使用量が少ない。
●生分解性があるため、廃棄後もマイクロプラスチックを生まない。
●耐久性があるため長く着られることで、買い替えの頻度が下がる。

環境貢献度の視点で考えると、HEMPSが展開するヘンプ食品にも同じことが言えます。具体的には、動物性タンパク質の懸念点に温室効果ガスがあります。ヘンプは植物性なので、温室効果ガスの削減につながります。また、さまざまな部位が利用できるため、フードロスが出にくいとも考えられています。

そもそもヘンプという植物自体がサステナビリティ。そう言われる代表的な理由は、発芽から収穫まで約100日と早く育つこと、成長過程で二酸化炭素を吸収する性質を持っていること、捨てる部分がないと言われるほど、利用範囲が広いことなどが挙げられます。近年はますます環境貢献度が重要視されていることを考えると、ヘンプ素材の活用は拡大していきそうです。
すでに、建築業界ではヘンプクリートと呼ばれる建材があり、軽量で断熱性・調湿性に優れていることから冷暖房エネルギーの削減にもつながるうえ、再生可能な素材として注目を集めています。日本ではまだ一般的ではないですが、ヨーロッパ諸国では積極的に取り入れられているそうです。エネルギーの分野においても、バイオ燃料としての研究が進められているとか。
取り入れるもの、身につけるものは選択できること。少しでも心地よく快適に過ごせるように、そして環境にもいい選択をしていきたいので、ますますヘンプ素材を選ぶ機会が増えそうです。